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慢性的な肩こりを1ヶ月で改善(肩こり改善事例3)30代女性 (五反田 鍼灸院)



症状について


IT企業で会社員として働きはじめてから、慢性的な肩こりに悩まされてきた。ひどい時には頭痛、眼精疲労、腰痛、体のだるさもあり、かなりつらい。


1ヶ月に1回のペースでマッサージサロンに通っていたが、60分、90分などの長時間コースを受けても数日もたない。「この状況がいつまで続くのか・・・」と思ったら憂うつになった。


マッサージサロンのスタッフの方に「鍼灸治療の方が持続効果がありますよ」とすすめられ、インターネットで検索して香庵を見つけ来院されたとのこと。


鍼灸治療は受けたことがなく、以前1回だけお灸だけを受けたことはあるが、その時のお灸が熱かったので、今回は鍼のみの施術を希望とのこと。



香庵の診断・分析


パソコンでの作業が一日中続くという事で、どんな姿勢をされているか確認したところ、からだを常に丸めて固めている時間が長く、猫背姿勢でいる時間が長いという事も分かりました。


頭の重さを支えるため、首や肩に負担がかかることが長時間続き、肩こりを起こしたと分析。

また、猫背姿勢によって胃腸などの内臓が常に圧迫され、呼吸も浅くなって酸欠に近い状態になるため頭痛も起こしやすいのではないかと分析。



施術内容と経過


初めての場所、初めて会う鍼灸師(私のこと)、初めての鍼治療と言うこともあってか、かなり緊張されていらっしゃるご様子だったT様。


手首の脈やお腹を診察すると、ふと、その方が大事にされているものや普段馴染んだものなど「背景のようなもの」を感じることがあります。(といってもスピリチュアルではないですよ!)



「なにか、かなりハードなスポーツをされていますか?格闘技系とか、そうした感じのもののようですが・・・?」と具体的な種目名も挙げてお伺いすると、まさにその通りだったようで、そこから一気に緊張が解け、リラックスしていただけました。



とはいえ、全身の疲労とコリは強く、からだはかなりガチガチ状態でした。

筋肉疲労が激しく寝ても回復せず、コリとなって蓄積し、血行不良も加わって、疲労回復を妨げ、からだ全体のバランスの乱れとなっていました。


とくに、背骨の両側にある筋肉(脊柱起立筋)が硬くつっぱってくると、からだの中心線に負荷がかかります。


からだの中心線が整わないと、からだの左右バランスも影響を受けます。

その結果、左右の肩のどちらか、または両方に、歪みや縮み、引きつれ、コリなどが現れます。



まずは、肩こりの症状を改善する前に、からだ全体のバランスを整え、回復力がしっかり機能する、からだの土台作りから始めていきました。


初めての鍼治療ということもあり、丁寧に診断した上で、鍼の刺激量もかなり軽めの刺激から始めて様子を見ながら進めていきました。


うつぶせでの鍼治療で背中全体を触診、鍼治療をした後、後頭部を触診すると、頭皮が不自然にやわらかくなっており、むくんでいる状態でした。

肩こりがひどい方で眼精疲労もかなり進んだ方や、気を使い過ぎて疲れていたり、ストレスを感じている方などに多い症状のようです。


後頭部のむくみは、いつもボーっとした感じや頭重感、スッキリしない、重だるいなどの不調につながるので、赤ちゃん用の刺さない鍼(鍼先が丸くなっている)を使って、むくみを流していく施術を加えました。



治療の振り返り・院長より


鍼治療は初めてで緊張したご様子だったT様でしたが「女性の鍼灸師で格闘技に理解がある人に施術を受けるという安心感があった」と、後日、語ってくださいました。


さらに、格闘技をされているT様にとって「からだの中心線が整わないと、からだの左右バランスも影響を受けます。」というからだの診かたは「格闘技のからだの使い方とも共通する説明だった!」とのことでした。これがキッカケとなり、鍼灸治療の基本的な考え方が自然に受け入れられたそうです。



翌月、2回目に来院されたときには「翌日、猫背が治っているのに気付いてビックリしました!」とご報告してくださいました。猫背姿勢が改善されたことで、内臓の圧迫や浅い呼吸も改善され、頭痛も約1ヶ月なかったとのことで、姿勢がからだへ大きく影響することを実感されたそうです。



鍼治療直後は「ラクになったかな?」という感じだったものの、「その日から夜に熟睡できて日を追うごとにからだの調子が良くなっていきました」とのことでした。



回復力がしっかり機能すると「良い調子をキープしよう」とするチカラも発揮できるようになります。

香庵の鍼灸治療は、さらに翌日もからだの変化を体感できるとのお声をいただくのですが、皆さまが本来持っていらっしゃる、おからだの機能をサポートしていく鍼灸治療だからなのです!



以来、T様には定期的に来院いただいていますが、今ではお灸による施術もリクエストいただき、鍼灸治療を受けていただいております。


月末はどうしても忙しく、肩こり、頭痛、眼精疲労など疲労がピークに達することもあるそうです。


そういう時は「朝起きたときに疲れが取れていない」「夢ばっかり見てゆっくり寝た気がしない」「疲れてるのに眠りが浅い」「なぜか夜中に目が覚める」などのサインとして出てくることもあります。


T様にお伝えしたからだのサインを来院されるタイミングのバロメーターにしていただきながら、格闘技の練習やストレッチでからだを動かして、めぐりの良いからだづくりを一緒に目指してまいりましょう!



いつもご利用ありがとうございます。





 

五反田の鍼灸院 香庵(かのん)

東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号

五反田駅をご利用の方

JR山手線・都営浅草線 五反田駅西口改札 徒歩5~7分(約500m)






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