今年の夏の異常気象、年々言われていることですがとくに感じますね。
今年は豪雨に見舞われた夏となりました。
皆さまの地域では、大きな被害はなかったでしょうか。
気温が下がり涼しい日々を過ごす8月半ばとなりました。
まだ雨や風の強いところもあるようですので水の事故には気をつけて過ごしていただきたいと思います。
さらに気をつけたいのは、これから起こる雨上がりの気温上昇です。
急激に夏の暑さにからだがさらされることで心臓・血管系に負荷がかかりやすくなるからです。
夏の異常気象 世界と比べた日本の気温
今、地球温暖化による異常気象が世界各地で問題になっています。
日本と世界の平均気温を比較すると日本の気温上昇の方が大きいそうです。
2020年の日本の平均気温の基準値(1991~2020年の30年平均値)からの偏差は+0.65℃。
世界と比べて+0.31℃高い数値になるそうです。
日本の気温上昇が世界の平均に比べて大きいのは、日本が、地球温暖化による気温の上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているからだそうです。
日本の夏は暑いだけではなく湿度もかなり高くすごしにくいですね。
水分補給や休息を意識的にとって夏バテや熱中症を予防しましょう。
今回は、夏の急激な気温上昇にともなっておこりやすい心臓・血管系へのダメージについてご紹介します。急激に気温が上がることで心筋梗塞や脳梗塞などの重症な疾患につながりやすいといわれています。
糖尿病などの慢性疾患のある方だけではなく、在宅勤務などであまり運動する機会がなくなったという方にはぜひ予防のためのヒントとして活用していただけたらうれしいです(*´▽`*)
夏に注意したい心臓・血管系へのダメージ
雨が続き日中の気温が25℃以下になるほど涼しくなったとしても、日本の夏は蒸し暑さが年々高くなってきています。
急激な気温上昇によって、血液中の水分やミネラルが出ると血液の濃度が上がりドロドロ血になりやすくなります。
流れが悪くなった血液を押し流すように心臓ががんばって働かなくてはいけなくなります。
このように心臓・血管系に負荷がかかり続けると、胸が苦しくなったり、ドキドキと動悸がしたり、頻脈になったり、息切れしやすくなります。
悪化するとドロドロ血は血栓を作りやすくなります。
この血栓が心臓や脳の血管につまると心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性もあります。
実際ここ10年間の傾向では30~40代の比較的若い世代でも心筋梗塞で救急搬送される方が増えているそうです。
涼しい気温から急激に気温上昇するときは、とくに気をつけましょう!
もちろん水分補給をしっかりしたり休息を意識的にとることも心がけたいですね。
心臓・血管系のトラブル予防法としてお身体そのものを良いコンディションに整えておく方法もあります。次でご紹介しますね。
夏の心臓・血管系のトラブル予防法~からだへのアプローチ~
血液の流れをスムーズにするためには、身体そのものが柔らかい状態であることが大前提です。
首から肩、肩甲骨内側のエリアの筋肉が硬くなってコリが強くなっていると、良い姿勢が取りづらくなり疲労しやすくなります。
寝ても疲れが取れなくて朝起きるとグッタリする~(;ー□ー)
......とお悩みの方も多いです。
・疲労が蓄積している
・連日睡眠不足が続いている
・食生活のバランスやタイミングが不規則
このような生活リズムが続くと身体の機能は回復しづらくなります。
心臓・血管系はもちろん、呼吸や消化・吸収・排泄など胃腸の働きをつかさどる自律神経系も本来の働きをしにくくなってしまい悪循環になってしまいます。
背中、とくに左右の肩甲骨の内側エリアは心臓・血管系の働きをスムーズに整えるツボが多いところです。
首から肩、肩甲骨内側のエリアは筋肉やスジでつながっているため1つのパーツとしてゆるめていくことも大事です。
心臓・血管系への負担が増加する夏は、とくに意識して予防していきましょう。
軽やかで柔らかな心とからだへ整えて過ごしにくい夏も乗り越えていけるようにサポートできたらうれしいです(*´▽`*)
五反田の鍼灸院 香庵(かのん)
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