品川区主催の「外国人材採用・定着セミナー」に参加しました。
品川区は中小企業が多い地域でもあり、製造業や情報通信業の人材確保・技術者の育成などを目的として外国人材受け入れをサポートしています。
去年、たまたま品川区のお知らせで「外国人材採用・定着セミナー」の講義があることを知りました。
そして今回は5回目で最終回!!!
第1回目から全講義を受講することができました。
外国人材雇用と鍼灸治療? 全然関係なさそうだけど・・・?
確かに、品川区主催のこのセミナーを受講された方は、アジア圏の支社で現地の方を採用し、お仕事をされていた方や、品川区に事業所があり、外国人留学生を雇用している・雇用を考えている、という方たちがほとんどでした。
直接的には、香庵、まったく関係ないです(笑)
一見、関係ないんですけど・・・
外国人の方とお仕事されてる日本人の方や、
日本でお仕事をされている外国人の方。
皆さまからの鍼灸治療のご依頼を定期的にいただいている香庵なのです。
日本人・外国人、両サイドの視点でお話をお伺いすることがある私としては、
日本人と外国人が一緒に働く、ということ。
お互いの国や文化特有のコミュニケーション方法が伝わりにくい。
育った環境や歴史背景の違いが生み出すギャップ。
ご本人が直面するたくさんのレアケースも含めて、お悩みやストレスを抱えた方がとても多いことに気付きました。
香庵として外国人材採用とは直接関係なくても、来院される皆さまのことをもう少しだけ深く理解できないかな?っていう思いが積み重なっていきました。
全5回の講義を終えて、セミナーアンケートを書いたのですが、その理由も書きました。
内容を一部抜粋しますね。
1回目から全講義を受講でき、5回目の今回、千葉先生の3冊のご著書と共に参加することができました。本を読んで受講することで、より分かりやすく理解しやすく、そして楽しく受講出来ました。
ありがとうございました!
【参考になった点】
グループ分けしたメンバーの中にタイでお仕事されたご経験のある方から、リアルな企業内での対応をお伺いすることができました。
とても貴重な経験をできたこともこのセミナーに参加したからこそです。ありがとうございます。
【今後活用していきたいこと】
私自身は品川区内で鍼灸指圧治療を行っています。
外国人材活用については直接的には関係が無いのですが、外国人の上司・同僚・部下と働いている日本人の方からの治療のご依頼を多く受けています。
鍼灸治療の合間に伺うお話の中には、外国人の方へのストレスが溜まり、症状が現れている方が多いです。
また、日本在住の外国人の方の治療のご依頼もたびたびいただています。
外国人の方のおからだの不調の理由の一つが「気を使い過ぎて疲れ切ってしまい、強いコリや頭痛などの症状として現れている」というケースです。
鍼灸治療は、症状を緩和させることが目的でご利用いただいてるのですが、日本人・外国人問わず、それぞれの立場からのお悩みやストレスを開放して、スッキリする場所として定期的に通われる方も多いです。
来院される方それぞれのお悩みの解決はできなくても、鍼灸治療を通して、お一人お一人の状況をより深く理解しながら、体調の回復をサポートできたらうれしいです。
少しでもストレスの緩和やお悩みが軽くなる場所として、鍼灸治療が日本人、外国人ともに健やかな毎日が過ごせるように今後も取り組んでまいります。
品川区主催の「外国人材採用・定着セミナー」で全講義を通して講師を務めてくださったのは、千葉 祐大 先生です。
千葉 祐大 先生は、一般社団法人キャリアマネジメント研究所 代表理事をされている方です。
千葉 先生 も、外国人材とヒトコトで言っても、国や文化の違いによるコミュニケーションの難しさを説いていらっしゃいました。職場の異文化問題に取り組まれてきたご経験から様々な事例を挙げて講義をしてくださいました。千葉 先生、ありがとうございました!
実際に、香庵に来院される外国人と働いている日本人の方に、『異文化理解の問題地図』をお見せしてみました。
『異文化理解の問題地図』は、千葉先生のご著書のうちの1冊なのです。
本の冒頭にある「外国人材に振り回される職場・外国人材を戦力にできない職場」チャートをお見せしたら、たくさんの反響がありました!
皆さまからのご感想は、深くてリアル過ぎて、問題の大きさに、私がついていけず・・・( ̄▽ ̄;)
今度また、千葉先生の講義を受講する機会があれば、リサーチして質問してみたいな、と思いました。
五反田の鍼灸院 香庵(かのん)
東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号
五反田駅をご利用の方
JR山手線・都営浅草線 五反田駅西口改札 徒歩5~7分(約500m)
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