海外からのお客様と鍼灸のご縁──ホテルのコンシェルジュ様からのお問い合わせ(五反田 鍼灸院)
- 加藤さやか
- 8月14日
- 読了時間: 4分
更新日:3 日前

【本日の目次】
格式あるホテルのコンシェルジュ様からのお問い合わせ

先日、当院にとってとても嬉しいお問い合わせをいただきました。
ある格式あるホテルのコンシェルジュの方からお電話があり、海外から宿泊されているお客様から「日本の鍼灸治療をぜひ受けてみたい」とのご相談を受けられたとのことでした。
その際、コンシェルジュの方がネット検索をされたところ、当院のことを知ってくださり、ブログでの外国人の方の事例などをご覧いただいた上でご連絡をしてくださったとのことでした。
「今後、ホテルに宿泊される海外のお客様をご紹介してもよろしいでしょうか?ご予約は当ホテルのコンシェルジュが間に入って、スムーズに進められるようにいたします」とのお話でした。
とてもありがたいお申し出であり、心より感謝申し上げます。
ただ、あいにく当院のご予約状況が、かなり先までご予約満席となっており、すぐのご案内が難しい状況であることをお伝えすることとなってしまいました。
それにもかかわらず、「また機会があればぜひ連絡したい」とおっしゃっていただき、非常に励みになりました。
今回は予約の都合でお受けすることができませんでしたが、このようなつながりが生まれたことが何より嬉しく、改めて、鍼灸という伝統の力を丁寧に届けていきたいという思いが強くなりました。
旅の途中で出会う、日本の鍼灸ーホテルからのご縁に感謝を込めて

近年、海外から日本を訪れる方々が増え、日本の伝統的な医療である鍼灸に興味を持たれる方も多くなっています。
これまでも、当院には外国人の方からのお問い合わせやご予約をいただくことがあり、その都度、言葉や文化の壁を越えて丁寧に対応してまいりました。
実のところ、私は英語が堪能というわけではなく、日常会話レベルでもほとんど話すことができません。
ただ、これまで当院にいらした海外の方々は、日本語をある程度話される方や、東洋医学に強い興味や理解を持たれている方がほとんどでした。
そのため、これまでは英語で対応する場面自体があまりなく、あえて私が英語を話す必要を感じる機会も少なかったのです。
それでも、言葉が異なる中で「通じ合おうとする気持ち」や「誠実な姿勢」は、やはり伝わるものだと日々感じています。
翻訳ツールやジェスチャーなども活用しながら、できる限り安心して施術を受けていただけるよう努めています。
しかし、今回のようにホテルのコンシェルジュの方からのご紹介という形でご連絡いただくのは、当院としても初めての経験でした。
鍼灸が「初めての体験」となる方へ

もしかしたら、東洋哲学に興味を持たれたことがきっかけで、東洋医学や鍼灸治療のことをお知りになり、鍼灸治療を初めて受けてみたい、と思われた海外の方もいらっしゃるかもしれません。
鍼灸治療が初めてという海外の方にとって、それは単なる治療ではなく、ご自身の心とからだに向き合う時間になることもあります。
心や身体の不調は、言語や文化が違っても、誰にでも起こりうるもの。
鍼やお灸の持つ繊細な刺激と、日本の鍼灸ならではの丁寧なケアを通して、心身に新たな気づきや驚き、可能性を感じていただけたら……そんな想いで、日々施術にあたっています。
軽やかに、しなやかに、自分の身体とともに生きる、そんな感覚をリアルに感じられる鍼灸治療は、決して「痛みを取るだけ」のものではありません。
心と身体が調和することで、本来持っている力を取り戻し、より軽やかに、よりしなやかに日々を過ごすサポートができるものだと、私は信じています。
今回のご縁をきっかけに、海外から日本を訪れる方にとって、鍼灸が「ご自身の心とからだにとって、新しい発見の扉」となり、そしてその方の心とからだが少しでも整うきっかけとなれたら――
私としても、とてもうれしいです。
五反田の鍼灸院 香庵(かのん)について

当院の院長、加藤は国家資格を取得しております
・鍼師(2000年~)
・灸師(2000年~)
・あん摩マッサージ指圧師(2000年~)
また、第43回日本伝統鍼灸学会学術大会、世界鍼灸学会連合会学術大会WFASなどにて発表経験もあり、研究成果の発表も行っております。
場所:東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号
五反田駅をご利用の方
JR山手線・都営浅草線 五反田駅西口改札 徒歩5~7分(約500m)