“ありがたいはずの話”に違和感を覚えた理由(戸越銀座・戸越 鍼灸院)
- 3 日前
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【本日の目次】
今月だけで3件、同じ会社様からのお問い合わせ
最近、ある会社様から「福利厚生として鍼灸マッサージを取り入れたいので、御社をご紹介したい」というお問い合わせをいただきました。
実はこのお話、今月だけで3件。
毎回、営業の方は違う方なのですが、同じような入り方で同じような温度感でした。
働く人の健康を考えて、外部の施術を取り入れる。
それ自体は、とてもいい取り組みだと思います。でも、電話を受けたときの私は...正直、ちょっと戸惑っていました。
というのも、電話に出た瞬間から、こちらの状況を確認することなく話が始まり、
「御社はうちの目的に合っていると思ったので」という流れで、そのまま話が進んでいきました。
“ありがたい話…だよね?”という戸惑い
そのときの私は、心の中で
「えっ、いま施術中なんだけど…」
「えっ、、、このまま話続く感じ…?」
...って、ちょっと置いていかれたような感覚になっていて。
でも同時に、
「これって、別に普通のことだよね?」
「むしろ、ありがたい話…だよね?」
って、別の声も出てきていて。
なぜか引っかかる、この感じ
なんだろう、この感じ。
ありがたいはずなのに、どこか引っかかっている。。。
自分でも、その違和感に少し驚いていました。
対等じゃない関係に感じた理由
あとから振り返ってみて、あれは何だったんだろう、と考えてみたときに、ひとつ浮かんできたのが「対等じゃない感じがした」ということでした。
福利厚生として施術を導入する場合、企業と契約し、そこに所属する方が利用する、という形になります。それ自体は、よくある仕組みです。
でもその構造は、どこか「人が流れてくる場所」になる感覚があって。
“人が流れてくる場所”への違和感
一方で私はこれまで、「自分で選んで来てくださる方」との関係を大切にしてきました。
その人が、自分の身体と向き合おうとして、時間をつくって、ここに来る。
その中で少しずつ関係ができていく。
だからなのか「枠として使われる」ような感覚に、うまく言葉にできない違和感を覚えたのかもしれません。
そしてもうひとつ。
毎回、やりとりの中にあった「利用者が増えることは、あなたにとってメリットですよね?」という前提にも、どこか引っかかるものがありました。
私が大切にしている関係性
たしかに、一般的には「利用者が増えたら店舗側はメリット」になるのかもしれない。
でも私は、人数が増えることそのものよりも、どんな方と、どんな関係性で関わるかの方がずっと大切で。
だからこの違和感って、ただの気分の問題ではなくて、
「私は、どんな形で人と関わっていきたいんだろう?」
...っていう問いだったのかもしれないな、と.
これはただの思い込み?それともサイン?
…いや、でもこれって、
違和感として受け取っていいものなんだろうか。
ただの思い込みだったり、視野が狭くなっているだけだったりしないだろうか。
そんなふうに、自分の中で少し行き来しながら。
でもやっぱり、引っかかっているものを、なかったことにするのは違う気もしていて。
もしかしたらこういうときって、「これを大事にしたいんだよ」っていうサインとして、
受け取ってみてもいいのかもしれない、と思ってみたり。
今回の出来事は、そんなことを改めて考えるきっかけになりました。
違和感をどう扱うか
違和感を感じたとしても、それがほんの一瞬、心の中をよぎるくらいのかすかな違和感なことって、日常の中にもたくさんあるんじゃないかと思います。
そして、それは、時に「違和感に感じるのは自分が悪いんじゃないか」と思うくらいの「むしろ良いもの・こと」として現れることもあるんじゃないかな、と思います。
今回のケースも、そっち寄りのかすかな違和感でした。
でも深堀していくと、香庵と関わってくださる方々と、自分は何を大事にしていきたいか、を考える機会になったんじゃないかと思います。
これからも、自分の中に生まれた違和感を、すぐに正解・不正解で判断するんじゃなくて、少しだけ立ち止まって、見てみようと思います。
戸越銀座・戸越の鍼灸院 香庵(かのん)について

当院の院長、加藤は国家資格を取得しております
・鍼師(2000年~)
・灸師(2000年~)
・あん摩マッサージ指圧師(2000年~)
また、第43回日本伝統鍼灸学会学術大会、世界鍼灸学会連合会学術大会WFASなどにて発表経験もあり、研究成果の発表も行っております。
場所:東京都品川区戸越2-6-38 toritor(通リ通ル) Room 1
戸越銀座駅・戸越駅をご利用の方
東急池上線 戸越銀座駅・都営浅草線 戸越駅 徒歩5~7分(約500m)





