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慢性的な膝の痛みを3か月で改善(膝痛改善例事例1) 50代女性 (五反田 鍼灸院)

  • 2020年2月4日
  • 読了時間: 5分

更新日:2020年4月12日


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症状について


右ひざの痛みのため来院された50代女性。整形外科を受診したが安静にしておくようにいわれただけだったとのこと。


ダンス講師をしており、アクロバティックな動きの多い振り付けで踊ることも多く、膝を酷使して発赤、腫れ、痛みを伴った炎症状態で来院。職業柄、安静にしておくことも難しいときがあり、鍼灸治療で少しでも回復を早められないか、とのことでした。




香庵の診断・分析



右ひざに触れると熱感があり、右ひざに集中して血管の拡張などによる血流量の増加を意味していました。発赤を伴う高い熱感があれば化膿性感染性膝関節炎、関節リウマチ、悪性腫瘍などが疑われますが、今回は鍼灸治療の前に整形外科を受診され、問題がないといわれたとのことで、右ひざに集中した血流量の増加をゆるめて全身の血流を良くして腫れを引かせる方向で治療を行うことにしました。



施術内容と経過



仰向けでひざをまっすぐに伸ばしてみると、腫れや痛みがあるためひざが伸びず、軽くひざが曲がってベッドから浮いてしまうため、折り畳んだタオルで高さ調整をした「簡易まくら」を作り、その上にひざをのせてリラックスしてもらうところからスタート!



ひざ裏を触診すると、本来、くぼんで柔らかいはずのひざ裏が、硬く張って緊張していました。


ひざ裏には、膝窩動脈(しっかどうみゃく)という膝全体が滑らかに動くための栄養分や水分を供給している動脈があります。その血流の流れを妨げると膝全体の動きも悪くなるため、ひざ裏のこわばりをゆるめて血流を良くして、腫れを引かせるようにしました。


同時に、脚1本すべての血管の元になる、股関節近くの大きな血管・大腿動脈(だいたいどうみゃく)の流れをよくすることで、それよりも細い血管である膝窩動脈の流れはさらに良くなっていきます。

そのため、それぞれの動脈拍動部のそばに鍼をして、血行を促し、こわばりをゆるめていきました。




さらに、ひざに腫れがでるほどまで症状が進んでいることは、疲労の蓄積や慢性的な腰痛を抱えていらっしゃるケースも多く、その兆候は背中や肩の「コリ」やツボの圧痛として現れます。



そう説明しながら触診すると、腰を通る「経絡(けいらく)」の引きつれサインが現れており、同時に、右ひざと同じ側の右肩上部にもコブのような盛り上がった「コリ」がみつかりました。



仰向けの状態で、こうした反応もツボに鍼をしながら「経絡」の流れをよくすることで、腰の引きつれや肩の「コリ」をゆるめて、うつ伏せでの治療をより効果の高いものとするための伏線をはっていきました。


うつ伏せでは、ひざの関節周りの痛みが残っている部分と、腰の周りで押すと痛みがあるところ(圧痛点)を対応させながら、疲労の蓄積による首、肩、背中の左右バランスを整えるためのツボを選び、鍼とお灸を行って行きました。 




治療の振り返り・院長より


からだの構造や動きにも造詣が深く、ご自身のからだケアにも丁寧に向き合われていらっしゃるA様。



しかし、舞台のリハーサルと本番、また、日々のレッスンが続くため、どうしてもからだを酷使することが多く、作品づくりに集中される期間は睡眠不足で疲労の蓄積や慢性的な腰痛の回復が難しく、今回診させていただいたところでは、からだが悲鳴を上げていたようでした。

そんなからだからのメッセージが「ひざが腫れて痛む」という症状として現れたようでした。



ひざが腫れるケースでは、腫れが引くのに、通常、数時間から数日かかることがあります。



血管が拡張し、血液が「集まろう、集まろう」として腫れていたものを、鍼灸治療直後には、一か所(今回はひざ)から脚全体の血流を良くして血液を「流そう、流そう」とするので、全身を循環している血流の変化に合わせて局所(ひざ)の状態も変化していくからです。



今回も施術直後は痛みはだいぶ取れてきたけど、腫れはやや引いたかな、という状態でした。

しかし施術を受けた翌日、とても眠くなり、Aさまには珍しく、ほぼ一日中眠っていたそうですが、翌々日はスッキリ起きられて疲労感もなく、そこから膝の腫れがスーッと引いていかれたそうです。



「よっぽど疲れていたんだなぁって思ったわ~!ひざの痛みも引いていったし。自分でケアするだけじゃなくて、鍼灸治療のチカラも借りながら、自分のからだのメンテナンスをしていこうと思った~!」



・・・とおっしゃるのを伺いながら「Aさま、鍼灸師も自分の鍼灸治療は自分じゃできないんです!だから自分のケアは鍼灸師の先生にお任せすることもありますよ~!」と、強く共感しました(笑)



1ヶ月目は週に1回の鍼灸治療、そこから徐々に10日に1回、2週間に1回と様子を見ながら間隔を空けて鍼灸治療を行い、約3か月でひざの痛みを改善することができました。




Aさま、ダンスは楽しく気持ちのいい全身運動と言われますが、そこをはるかに超えた表現の面で姿勢や動きなど過酷なこともあるかと思いますので、お時間のある時には、ぜひ全身のちからを抜くことができる鍼灸治療で回復力をキープしてまいりましょう!



いつもご利用ありがとうございます。






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