特に腰の深部の筋肉を痛めてしまうようなひどい腰痛を初めて体験される方の中には、
からだの奥の強い痛みと、
症状のしつこさと、
日常の動きが出来なくなることと、
同じ姿勢を長時間保てなくなることに、
「このままもぅ治らないんじゃないか・・・」
と強い不安を感じる方がいらっしゃいます。
香庵では日常的に出来なくなった1つ1つの動作で使われる筋肉が、からだの中でどのような状態で使われていたのか、どんな負荷がかかっていたのかを筋肉の基本的な構造だけではなく、いろんなイメージや例え話なども加えたりしながらお伝えしています。
そのほかにも疲労した筋肉が痛みを起こす過程も私自身が動いてお見せしたりすることもあります(笑)
症状がしつこい理由も、筋肉以外の組織やからだの仕組みと関係していて、筋肉が疲労回復へ向かう過程なので詳しくお伝えしています。
からだの中の構造や仕組みのことって、外側からは見えないから分からないですよね。
インターネットで検索しても「自分自身が感じている痛みについて」って、ピンポイントでは探せないですよね。
その人だけの腰痛のあり方があって、
その人だけの日常的なからだの使い方があって、
その人だけの筋肉への負荷のかかり方があって、
その人だけの回復への過程があるのですが、
情報が発達した現代社会でもどこを探しても答えが見つからず、悩まれたり、不安を抱える方は多いです。
1ヶ月以上続く腰痛で不安を抱える方の実例
現在、腰の深部の筋肉を痛めて来院いただいている方の1例をご紹介しますね。
その方は、1ヶ月近く前に腰痛を初めて経験して、近所の鍼灸院さんで鍼灸→指圧→鍼灸治療と、3回治療を受けられたそうです。しかし、その後 腰痛が悪化してしまい、すでに香庵へ来院されていた方のご紹介で来院されました。
初回は、悪化した腰痛の治療(皮ふまでがこわばって硬くなり、筋肉の緊張度合が強すぎて悪化させられてしまった治療を解くところからの施術)を行いました。
翌週、2回目の鍼灸治療では、1ヶ月続いている腰痛の治療をやっとスタートできる状態でした。
3回目の来院時に、普段のお仕事での動きの負荷によって「せっかく楽になりかけていた腰が、次の週に香庵に来院するときにはまた少し痛みが戻ってきてしまった」というお悩みから「もぅ治らないんじゃないか…」と、不安を感じていることをお話ししてくださいました。
深部の筋肉を痛めるような腰痛は、どこが痛いのかが痛めた位置が深すぎてハッキリ分からないし、しつこい痛みであるケースが多いため、治るまでは不安を感じることもあるものです。
そのことを「大丈夫だから」「気にしなくていい」と片づけるのではなく、不安材料を検証して減らしていきながら、安心して鍼灸治療を受けていただけるようなモチベーションを高めていくところからサポート することが安心感につながるのかな、と思います。
なるべく早く回復できるような鍼灸治療の方法もお伝えしているのですが、この内容はほとんど治療歴10年以上のベテラン鍼灸師が鍼灸の講習会で受けるレベルの内容です(^^;)
マニアックといえばそうなんだけど(笑)、からだの構造を理解して鍼をどう使って治療していくかをお伝えすることで、より安心して「鍼灸治療を受けて早めに治そう!」と思っていただけるようです。
このように香庵では、腰痛治療の治療プログラムをご本人と一緒に作り上げていきます。
その結果「今週は2回来ます!その鍼灸治療の方法で治してください!」とご依頼をいただきました。
今週2回目の鍼灸治療は後日行う予定です。
今回の鍼灸治療では、かなり深部の筋肉にアプローチしてゆるめたので、次回の診断でどう変化されているのか楽しみです。「無理されていないといいなぁ~!」との願いも届いているかな?(;^人^)
からだの芯からゆるんで回復していく実感をしっかり味わっていただけると嬉しいですね!
五反田の鍼灸院 香庵(かのん)
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