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「仙腸関節障害」と診断され鍼灸治療の相談をしたら「まだ受けないで」と医師から言われた理由(五反田 鍼灸院)



【本日の目次】







   「仙腸関節障害」と診断された30代女性M様





去年、初診で来院された30代女性M様。

2023年の7~8月にかけて噛みしめの鍼灸治療で来院されました。




先日、久しぶりにご連絡いただきました。




噛みしめ症状とは別件で体調を崩され、自宅で安静にされていることが多かったとのこと。

そこで、体調を整えることも含めての鍼灸治療をご希望でした。




しかし、ご予約当日、今回はキャンセルとのことでご連絡がありました。

 

 


理由は、現在「仙腸関節障害」と診断されていて、整形外科で鍼灸治療を受けるのをストップされたとのこと。







  仙腸関節障害とは






仙腸関節障害は、骨盤中心にある仙骨(せんこつ)と左右の腸骨(ちょうこつ)*でつくられる関節(仙腸関節)に何らかの負荷がかかり、痛みを起こすものです。



*イラストは腸骨、恥骨、坐骨をあわせて寛骨(かんこつ)と表現しています。




関節とはいっても、仙腸関節には数ミリ程度のわずかな動きしかなく、レントゲンやCT、MRIなどの画像検査では仙腸関節障害の診断は難しいようです。





整形外科的な治療では、安静、鎮痛剤(痛み止め)、骨盤ゴムベルトといった保存的治療が行われることが一般的です。




それでも症状が改善しない場合には、仙腸関節ブロックを行うようです。これは、仙腸関節に局所麻酔を注射して痛みを感じないようにする方法です。




また、仙腸関節障害の痛みが強く、保存的治療が効かず、日常生活に支障をきたす場合は、仙腸関節に器具を固定して、仙腸関節のわずかな動きを止める手術を行うケースもあるようです。








  仙腸関節障害の症状と病院の対応





実はM様、腰の痛みで大学病院でも診察を受けていたそうです。

大学病院では、待ち時間だけで3~4時間、やっと診察を受けられたそうですが、炎症なし、骨折なし、患部を押すと(本人は)痛みを感じるとはいえ治療をするレベルではないと診断されたとのこと。




さらに医師から「心理的なストレスから腰が痛いと感じているだけで、気の持ちようではないか」と言われたそうです。




そのことになんだかモヤッとして街の整形外科を何軒も受診しているとのことでした。




今回新しく受診した街の整形外科では「いろいろ診断して症状のことを考えていきましょう」と前向きなお話となったそうです。




鍼灸治療を受けることも考えていると伝えたところ、「鍼灸治療はまだ受けないでください」と言われたとのことでした。




そのため、今回香庵にご予約いただいた日時のキャンセルをされたとのことでした。







鍼灸治療のご予約をキャンセルされた理由もお伝えしていただいたところにM様の誠実なお人柄が現れていますね。




ただ、M様が整形外科で「鍼灸治療はまだ受けないでください」と言われた理由について、香庵でご説明できることがありました。




M様に今後の診察をスムーズに受けていかれるためのお役立ち情報として「整形外科で鍼灸治療の相談をするときの注意点」についてお伝えしました。








  整形外科で鍼灸治療の相談をするときの注意点





整形外科で「鍼灸治療」のことを話すときには、ちょっとした注意点があります。




整形外科で「鍼灸治療」というワードが出るケースでは「健康保険を使って鍼灸治療を受けたい。そのため紹介状を書いてほしい」と言われた、と多くの整形外科医は受け取る可能性があります。




でも、それは整形外科に限らず、医師による適当な治療手段がなく(治療を行い、その結果、効果が現れなかった場合など)、はり・きゅうの施術を受けることを認める医師の同意書がある場合に限り、対象となる傷病に健康保険が適用となり、鍼灸治療を受けることができます。(全国健康保険協会)




M様は「整形外科にも通いながら、鍼灸治療も受けて、とにかく早く痛みから解放されたい!」という意味でご相談されたそうなのですが...




整形外科医の立場からしたら、初診でいきなり「同意書書いてほしい」と言われているようなカタチになり、さすがに整形外科医としても「それはちょっと待って!」ということだったのではないでしょうか。




あと、整形外科と鍼灸治療を併用しながら症状改善を目指すことを希望される場合、鍼灸治療は健康保険が適用されないというルールがあります。




この観点から整形外科医としても「それはちょっと待って!」となったのではないかと思います。







  健康保険を使って鍼灸治療をご希望される場合



香庵ではすべての施術を自費診療で行っています。




そのため、健康保険で鍼灸治療をご希望の場合は、はりきゅう専門の口コミサイトなどで検索してみるのもオススメです。




詳しくはこちらの記事でご紹介しています。









  仙腸関節付近の痛みを中心とした腰痛の鍼灸治療





さらに、M様ご自身の不安な気持ちもお伺いしました。




M様としては日常生活を送れず、いつまで続くか分からない痛みに不安を感じるとのこと。




この痛みを何とかしたいという気持ちがあり、鍼灸治療で改善できるなら受けたいけれど、改善事例はあるのか知りたい、というご相談でした。




香庵では「仙腸関節障害です」といって来院された方はいらっしゃらないのですが、腰痛で来院された方の中に、仙腸関節付近の痛みを中心とした腰痛症状があったケースは多いです。




そして仙腸関節付近の腰の痛みを中心として鍼灸治療を受けて改善されたケースもあります。




痛みを感じると、身体はこわばり縮こまります。その結果、痛みが強くなることもあります。




もしも仙腸関節周囲の筋肉が痛みによる緊張で硬くなり、伸びやかさがなくなることでますます痛みを起こしているというようなケースなら、それをコリととらえてゆるめて改善していく鍼灸治療もできるかもしれません。




実際に診断して治療してみないと分からないところもあるので、M様には一般的なことをお伝えしました。




それでもM様にとって、鍼灸治療を受けるのをストップされた理由が健康保険適用のルールのためと分かり、鍼を刺したらいけないほどの何か悪い症状なのかとの不安感が解消されたとのことで良かったです(´∀`*)




さらに、M様の場合は炎症や骨折もないとのことですが、痛みが長期にわたると、どうしても全身の筋肉が硬く縮こまってしまいやすいです。




そのような現状を考えると、筋肉をゆるめて血行を促すことが大事なことをお伝えしました。(ただし、炎症や腫れ、熱感があるときは温めNGです)




新しく通院することになったという整形外科での治療が合って、症状が改善されればM様にとっていいことだなぁ、と思います。




M様、おからだのコリやお疲れを鍼灸治療でメンテナンスしたいな♪と香庵を思い出していただいた時には、ぜひ、いつでもお電話くださいね!お待ちいたしております(*´▽`*)







 

五反田の鍼灸院 香庵(かのん)について

当院の院長、加藤は国家資格を取得しております

・鍼師(2000年~)・灸師(2000年~)・あん摩マッサージ指圧師(2000年~)


また、第43回日本伝統鍼灸学会学術大会、世界鍼灸学会連合会学術大会WFASなどにて発表経験もあり、研究成果の発表も行っております。

場所:東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号  

五反田駅をご利用の方

JR山手線・都営浅草線 五反田駅西口改札 徒歩5~7分(約500m)


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