ある日ご予約のお電話ををいただいたのですが、満席の日が続いており、2週間後のご予約枠をわざわざ取ってくださった60代男性H様。
ご予約当日、カルテを記入していただき、数か月にわたり左太もも外側にしびれと痛みに悩まされているとのことでした。
ツラい症状や鍼灸治療のご経験などについてお話をお伺いしていたのですが、なぜか会話がスムーズに進まないという謎の現象が発生…☆
しばらくして、鍼灸指圧専門学校に通われていらっしゃる方だということを打ち明けてくださいました。
そういうの、最初に言ってください!!!(笑)
鍼灸関係の方であれば、その言語で話せるところをめちゃくちゃ遠回りに話してしまったじゃないですか〜っ!(。-∀-)
素性を隠してご予約いただいた理由とは・・・
でも、こういうケースって今までにも度々あって.....(;^_^A
知り合いの先生の鍼灸院を訪ねるのではない限り、鍼灸治療を受けるときにあんまり素性を明かしたくない…と感じるような体験をされたことのある方もいらっしゃるようです。
H様は以前、鍼灸治療を受けている時に、施術してくださった先生から国試(国家資格試験)の問題を出題されたことがあるとのことでした。
「答えられないとダメ出しされて全然リラックス出来なかったんです…σ(^_^;)」とのことでした。
その鍼灸院の先生にとっては「頑張ってほしい!」というエールだったかもしれないですが...
鍼灸治療受けてる時に国試問題出されるのは、緊張しまくってしまうんでキツいっスね〜( ̄▽ ̄;)
というか、鍼灸師の先生、せめて国試の問題は施術後に出題してあげて~!(笑)
「閉じたからだ」を作ることによる不利益
鍼灸師を目指す方にとって、鍼灸指圧専門学校の学生時代、そして卒業後の数年間は、いろんな鍼灸治療を受けて自分の鍼灸治療のスタイルを確立して行く時期でもあるのではないかと思います。
H様が今後いろんな鍼灸院で施術を体験される中で「素性を知られたらシンドい思いをするかも…」って思いながら鍼灸治療を受けることは、
おからだ様(心とからだ)に鎧をまとうようなもの。
お身体のベースに「閉じたからだ」をつくってしまう可能性があります。
せっかく鍼灸治療でコリや痛みから解放しようにも、「閉じたからだ」がベースになってしまっていては、リラックスも何もなくなってしまうのでもったいないですよね!
香庵では素性をオープンにしていただいてよかったです!(笑)
施術と経過
というわけで、素性をオープンにしていただいたところで、香庵で行っている診断・治療をご説明しながらの鍼灸治療を受けていただきました(*´▽`*)
施術後はお身体がふわぁ〜〜〜とゆるんでいくのと同時に、左太もも外側にしびれと痛みの根本的な原因となっていた腰の深部の筋肉の強いコリもゆるみ、症状も緩和されていました。
左太もも外側にしびれと痛みの症状は、施術直後はラクになったように感じるかもしれないけど、日常生活でかかる負荷でまた現れる可能性はあるので、まだまだ完全復活!となるまでには数回の施術は必要だと思うこと。
いつもお世話になっている鍼灸師の先生もいらっしゃるとのことだったので、しっかり回復するまで治療してもらう方がいいこと....などはお伝えして施術を終了しました。
うれしいご感想をいただきました
いろいろな鍼灸院で鍼灸治療を体験して来られたH様から数時間後、メッセージをいただきました。
この後のメッセージでは鍼灸業界ならではの内容がつづられていました(笑)
H様、五反田近くにお仕事で来られることも多いとのことでしたので、また機会がありましたら情報のシェアなどもできたらいいな、と思います。
五反田の鍼灸院 香庵(かのん)
東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号
五反田駅をご利用の方
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