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本日のご予約状況

柔術で痛めた左足の親指の痛みが手の鍼で変化したケース/40代男性(戸越銀座・戸越 鍼灸院)

  • 5月5日
  • 読了時間: 5分

【本日の目次】




   症状について




マーケティング関連のお仕事をフリーランスでされている40代男性T様。

定期的にお身体のメンテナンスのために来院されています。


忙しい時期は睡眠時間を削りながら、お仕事されることもあるようですが、その一方で、趣味の柔術を楽しまれている方です。


今回は、稽古中の動きの中で左足の親指の付け根を痛めてしまい、その後、痛みが続いているとのことでした。


動きを確認すると、親指を曲げる動きで、スジが伸びたようになり、痛みが出る状態でした。






   香庵の診断・分析




まずは正攻法の鍼灸治療を試してみました


まずは、患部につながる経絡上の反応点を使って変化を確認しました。


東洋医学では、「ツボとツボのつながり=経絡」を使って身体を整える方法がよく知られています。


痛みが現れている経絡上にある別のツボを刺激することで痛みが現れている患部に変化を起こす、というものです。


ツボ同士にはパワーバランスがあるとされていて、身体に変化を起こすのに最適なツボを選択することが必要とされています。


今ではアメリカの米軍兵士への施術や、ヨーロッパの代替医療、アフリカの様々な健康問題にも、鍼治療の効果を研究して活用しようとする試みが広がっています。


実際、多くのケースでこのアプローチは有効なのですが・・・


今回に関しては、経絡上のポイントを使っても、痛みに変化は見られませんでした。




   ”経絡”とは別の診断方法を使った鍼灸治療




そこで少し視点を変えてみました。


「左足の親指」と「左手の親指」この“対応している関係”に注目してみました。




試しに、左手の親指の付け根付近を押しながら、左足の痛みを確認していただくと......


「…あ、ちょっと軽いかも」


そんな反応がT様から返ってきました。








   施術内容と経過




   痛みが現れている場所とは違うところへの鍼刺激




そこで、左手の親指の付け根に鍼をしました。

といっても、足の痛みが軽減された場所は、「手の甲側」の親指の付け根でした。

そのため、鍼をするといっても、薄皮一枚のレベルのごく浅い刺激です。



【ここで、マニアックな鍼のご紹介・・・】


皮ふの下がすぐ骨、というような部分に「鍼をする」ってことは、そもそも、「グサー!」って深く刺すことができないんです。


しかも、今回のT様のケースでは、「足の親指の付け根」の痛みに対して「手の親指の付け根」を症状の改善ポイントとして選択しました。


つまり、痛みが現れている場所とは、全然違うところに鍼をすることになります☆


この「薄皮一枚の鍼刺激で患部の痛みに対して、どこまで効果を引き出すことができるか!?」というのが、腕の見せどころ♪なんです(´▽`*)


なかなか、言葉で説明するだけでは「本当かなぁ~~~!?」って怪しく感じる方もいらっしゃるかもしれません(;^ω^)


でも、実際にこの方法を使った鍼灸治療を受ける機会があって、体験された方は「えっ!?なんで!?私の身体はどうしてこんな反応をしたんだろう?でも、確かに変化した...!」って面白がって(?)くださる方が多いです☆


鍼灸治療に来られる方は、コリや痛みがつらくて来院される方が多いですが、せっかく香庵とご縁があって鍼灸治療を受けてくださる方には、ご自身のお身体への不思議さや面白さを感じていただきたいな、と思います。


ご自身のおからだに興味をもって、大事にいたわってあげてほしいな、って思います。




そしてもう一度、指を動かしていただき、左親指の付け根の痛みを確認していただきました。


「あれ?痛く....ない!」


T様にとって、症状が変化するのに必要な鍼刺激によって、T様の痛みを緩和する効果を引き出すことができました。


「へ~、こんなところで変わるんですね」


そんなやりとりをしながら、左手の親指の付け根の鍼をメディカルテープで固定した状態で施術を進めていきました。




施術後、固定していた鍼を外し、再度左足の痛みを確認すると.....



「あれ?全然痛くない…!!!Σ(・*)ノ」



思わずそんな声が出るくらい、はっきりとした変化がありました ε-(´∀`*)






   治療の振り返り・院長より





今回のように、「痛みがある場所」と「アプローチする場所」が一致しないことは、実は少なくありません。


"経絡"を活用した鍼灸治療で変化が出ることもあれば、今回のように身体の“対応関係”を使うことで変わることもあります。そして、どちらも東洋医学の基本的な考え方のもとに成り立っている診断・治療方法です。


どの方法を使うかよりも大切なのは、その方の身体がどう反応しているかを丁寧に見ていくこと。


おからだの回復にとって必要な方法でサポートできることが大事だな、と感じています。


そしてもうひとつ。


こういう変化の瞬間に立ち会うたびに思うのですが、からだって、本当に不思議で面白いなぁ~って感じます。


「へ~!」とか、「わっ、すごい!」とか、「痛くなくなった!」とか、そんなふうに、一緒に変化を感じながら進んでいく時間も、この仕事の大きな魅力のひとつだなと感じています。


それもすべて、お一人お一人のお身体の回復力や治癒力が、しっかり働いていてくれているからなんですよねヾ(*´∀`*)



お仕事も忙しい中で、趣味の柔術にも真剣に取り組まれているT様。

これからもケガに気をつけながら、長く楽しんでいただけたらと思います。


また、これからも、そのサポートができたらうれしいです。





いつもご利用ありがとうございます。



戸越銀座・戸越の鍼灸院 香庵(かのん)について

 

当院の院長、加藤は国家資格を取得しております

・鍼師(2000年~)

・灸師(2000年~)

・あん摩マッサージ指圧師(2000年~)


また、第43回日本伝統鍼灸学会学術大会、世界鍼灸学会連合会学術大会WFASなどにて発表経験もあり、研究成果の発表も行っております。


場所:東京都品川区戸越2-6-38 toritor(通リ通ル) Room 1  

 

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