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某鍼灸院で治療を受けて悪化した腰痛の治療ご依頼(腰痛改善事例)30代 男性(五反田 鍼灸院)

  • 執筆者の写真: 加藤さやか
    加藤さやか
  • 2020年8月24日
  • 読了時間: 5分

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症状について



香庵に来院されているダンサーでマッサージサロンの経営者でもある30代女性のY様からご紹介いただいた30代男性のK様。



1ヶ月ほど前、ゴルフで腰をひねった時に左腰に痛みを感じた。

その後、近所の鍼灸院を受診。

初診で鍼治療。

2回目はマッサージ治療。

3回目に再び鍼治療を受けた。

鍼の施術は、痛みがある腰だけに鍼をする方法で、お灸は受けなかった。




3回通院する中で腰の痛みを段々と強く感じるようになった。

3回目の鍼治療の翌日から左の腰の痛みが特に強く感じるようになり、前傾姿勢(お辞儀をする動作)ができなくなった。




立っていても、座っていても痛い。

ここ数日は左の太ももの前側に筋肉痛のような痛みと痺れるような感覚まで現れてきた。




治らないんじゃないかと不安になり、午前中に整形外科を受診。

レントゲン撮影のあと、医師から「軽度のヘルニアがあるかもね。」と言われたが、とくに治療方法の提示はなかった。





香庵の診断・分析




仰臥位(ぎょうがい=仰向け:上を向いて寝た状態)で左膝の下に折り畳んだタオルを入れると、左の腰に現れていた強い痛みを軽減することができたので、この状態から診断を始めることにしました。



腰の痛みが強すぎて、仰臥位で足を伸ばすことができないため、左右の足の長さや背中全体の筋肉の緊張度合は測定不能。




香庵での初診時のおからだの状態は、とにかく腰全体が硬い状態でした。



特に、ウエストの後ろ辺りの背骨の左際の筋肉が硬くつっぱった状態になって、その奥にある神経や血管を圧迫していることが左太ももの前側の筋肉痛のような痛みと痺れるような感覚の原因となっているのではないかと分析。





施術内容と経過




1ヶ月続いている腰の痛みと、某鍼灸院で3回の治療を受ける中で痛みが増してきた経緯で、「もぅ治らないんじゃないか」との不安感を募らせたというK様。




脈診では、夜も痛みで寝られなかったり、ウトウトしては痛みで目が覚めたりと睡眠不足の状態も診られました。




まずは筋疲労をおこして血流が滞り、睡眠不足もあるというおからだの状態を整えるベースづくりからスタートしました。




次に、背骨1本が縮こまって詰まった状態になっているのをゆるめました。

首、肩、背中、腰のパーツの中心である背骨を一気にゆるめることで、からだ全体の緊張を取り去り、腰痛を起こした筋肉だけの状態にまで絞り込むことができます。




鍼灸治療で重要な全身をめぐるエネルギーの通り道とされる「経絡(けいらく)」は、左右1対なのですが、背骨を通る経絡は1本だけで特別な経絡なのです。




1本だけの特別な経絡といっても、実際には目に見えるわけではないんですよね(;^ω^)




それでも今回「他所では鍼灸治療を受けて悪化したし、もう治らないんじゃないか」と不安に感じられていらしたK様に、特別な経絡の理論をお伝えしながら鍼灸治療を受けていただきました。




あるツボに、0.1mmの深さ(浅さ?)で鍼をすると、実際に背骨がゆるんでくることに驚かれながらも変化を実感いただけました。




そして、リアルにからだの変化を実感していただけることで「腰の痛みが治るかも!」という前向きな気持ちになっていただけてよかったです!(*´▽`*)







~背骨を通る特別な経絡:督脈(とくみゃく)の治療メカニズム~



経絡について書かれた「十四経発揮」という書物の中にこの背骨を通る1本だけの経絡のことが登場しています。



その経絡の名前が督脈(とくみゃく)「人体の後面を統轄する」とされています。

背骨を通る1本の経絡ではあるのですが、その働きは左右の首~肩の後ろ、背中、腰の状態を整えてまとめ上げるチカラを持っています。




パワーの強い経絡なので使うと効果も出やすいのですが、それだけに、鍼灸師にとって「督脈的な病証」が現れているかどうか、診断で見極めて使う必要があります。







K様の今回のケースでは、腰痛を起こしてから1ヶ月経過していたこと。

また、1ヶ月間の間に受診された鍼→マッサージ→鍼治療によって、症状が悪化して腰痛をこじらせてしまったこと。

さらに、不安感と痛みが続き、睡眠不足で気力体力ともにやや落ちて回復力に影響していたことなどが重なっていました。




そのため、督脈の治療に加えて、左右のからだのバランスを細やかに取りながら全身をリラックスさせてゆるめる施術をしっかり行うことが、鍼灸治療後半の腰痛治療の精度を高めるためにも必要でした。




うつ伏せでの施術では、左の腰のエリアに圧痛を強く感じるポイントがあり、そこを中心とした深部の筋肉疲労による強いコリを鍼とお灸でゆるめていきました。




施術後、再度仰向けになっていただくと、治療前には伸ばせなかった足が伸びて、背中全体がベッドにベッタリとついて脱力している状態を感じていただくことができました。

膝を曲げて足の裏をベッドに着いた状態で両膝を左右に倒しても痛みなく動かせるとのことでした。




施術後は、リラックスした体内の血流が良くなり、睡眠中に回復機能の働きによって症状改善はさらに進んでいきます。




施術後も鍼灸治療の効果は続き2~3日は体調がさらに変化していくので、楽しみにしていただきつつ無理なことをしないように気を付けて過ごされることをご提案しました。




K様は、立ち上がって前かがみになろうとすると、まだ少し痛みを感じるのと、ずっと痛かったために前傾姿勢になる怖さがあるとのことでしたが、「明らかにからだが良い状態へ変化しているのを感じているので2~3日様子をみてまたご連絡します。」とおっしゃっていただきました。





治療の振り返り・院長より




2日後、K様をご紹介いただいたY様よりお電話を頂戴しました。

そして、お二人での治療のご予約をいただきました。




K様はその後「だいぶ良くなってきた~!」と仰られていらっしゃるそうで、Y様も舞台に向けての準備でおからだのメンテナンスをご希望とのことでした。

「だったら、2人で香庵へ行こう!(´・∀・)人(・∀・`)」ということになられたのだそうです!




K様は1週間以内の鍼灸治療なので、症状の経過をしっかり診てまいりましょう!

Y様は久しぶりの治療ですが、公演に向けてのメンテナンスをしっかり行ってまいりましょう!





ご予約当日、お気を付けてお越しくださいませ!

お待ちしております(o^―^o)




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