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鍼灸を受けたけど効果を感じなかったというご相談(五反田 鍼灸院)




【本日の目次】





鍼灸を受けたけど効果を感じなかったというご相談






こっているところ、痛いところが常にあるという方からのご相談をよくいただきます。

その時のご相談内容に付随して症状が改善したという実感を得られなかった、というお話をよくお伺いします。




病院にいくような症状でもないから、身体のコリを取るような○○院と看板があるところに行かれたというケースが多いです。



その中には、鍼灸治療を受けたのに、症状が改善したという実感を得られなかった、というケースも☆




よくお話をお伺いしてみると、こっているところ、痛いところだけに鍼やお灸をされた...というのが多いようです。



そのときは「やってもらった感」「効いてるような感じ」があるものの、また症状がすぐ現れてきてしまう・・・というお悩みもお伺いしています。





鍼灸って効果ないのかも・・・



でも、コリや痛みの症状はツラいから何とかしたい。



でも、どこに行ったらいいのかわからない。



もう、このまま症状と付き合っていくしかないのかな・・・





そんなふうに思っているとき、たまたまご家族やご友人の方が香庵をご紹介くださったとのことで、お問い合わせをいただくのです。







患部への鍼灸治療だけでは効果を感じられない理由






本来、鍼灸治療は、症状だけをみて治療をするというよりも、その症状を起こされた方の「背景」も診断・治療していきます。




心とからだへどんな負担がかかっていたのか、を診断しながら治療へと結び付けていきます。




症状が現れた「背景」には、


  • 心理的なストレス(心配事、焦りや不安、イライラ感など)

  • 生理的なリズムの乱れ(睡眠不足、食事時間など)

  • 体調のゆらぎ(疲労していたり、回復力が下がっていたり、チカラが抜けないなど)



...なども関わっているのではないか、と考えていきます。




また、お一人お一人の体質や体調は個人差があります。




たとえば、症状は「肩こり」でも、疲労が蓄積したものと心配事が続いたものとでは、原因が違うので、治療の方法(選択するツボの位置など)が違ってくるのです。




だから、もしも、こっているところ、痛いところに鍼やお灸をするだけの治療だと、症状の「背景(=原因)」を診断する過程がないので、症状がぶり返してきやすいのです。




鍼灸治療は「その人をまるごと診る治療」と言われています。




症状だけではなく、その症状の背景(=原因)までを診て、説明もしてくれて、症状の改善につとめている鍼灸師の先生方も全国各地で活躍されています。

ただ、そうした先生はSNSやホームページを積極的に活用して情報発信!というタイプではないことも多いです。講習会や講演会、健康誌や業界の雑誌などでお話されてたりすることが多いからかもしれないですね。

でも、直接会ったときに「お話を聞きたいです!」というスタンスで質問すると、東洋医学の世界の面白いお話をしてくださいます。ご近所やご家族などからの口コミで地域に根差して診療を続けられている先生が多いんですよね~(^▽^;)…私の個人的な独り言です(笑)




この記事を読まれている方の中には東京以外の地域にお住いの方もいらっしゃるかもしれないですが、

ご自身のおからだを安心して診てもらえるような鍼灸師の先生とのご縁を心からお祈りします!




これから鍼灸治療でからだの芯からゆるんでいく感覚を味わっていただけるメカニズムをシェアします。



より軽やかで柔らかな本来のおからだのコンディションを取り戻していただく情報の一つとして活用していただけたらうれしいです(*´▽`*)







ご自身のおからだとの対話ツールとしての鍼灸







東洋医学の世界には、症状が現れているところと全身はつながりあってバランスを取っているという考え方があります。本来、鍼灸治療は、このルールをもとに成り立っています。




鍼灸治療を受けられる皆さまにとって、鍼灸治療は症状の改善はもちろんなのですが、ご自身のおからだと向き合う貴重なお時間を過ごしていただくという意味もあると思います。




鍼灸治療では、脈診*や腹診*など東洋医学の診断方法を使い、全体的なおからだの状態をみます。


*脈診:手首内側の動脈の拍動で体調や体質、症状の性質を読み取る診断方法


*腹診:脈診と同じ目的で腹部の状態で診断する方法





香庵の鍼灸治療では診断を通して、その時点でのご自身のおからだの在り方をご本人にお伝えしていきます。




数日から数週間、または1か月くらいを振り返っていただき、




・無理させてなかったかな?


・ストレスが続いてなかったかな?


・気持ちの波はおだやかだったかな?


・よく眠れていたかな?


・食欲はどうだったかな?(食べ過ぎ・飲みすぎで胃腸に負担をかけていなかったかな?)


・人に気を使いすぎて自分のことを後回しにしていなかったかな?




などなど、もしもがんばりすぎて疲れてしまったところに心当たりがあったときは、ご自身の心とからだ(おからだ様)をねぎらってあげてほしいな、と思います(*´▽`*)




私たち自身も、一生懸命がんばったり、ガマンしたりしたのに、なんにも言ってもらえなくて、認めてもらえなくて、褒めてもらえない上に、誰かに「そうするのが、当たり前でしょ?」「ぜんぜんダメだよね!」って態度を取られたり、言われたりしたら、すごく悲しくなってやる気がなくなっちゃいますよね~(´;ω;`)




実は、おからだ様(心とからだの総称)も、同じなんですヾ(*´∀`*)




そして、おからだ様にとって、一番分かってほしくて、ねぎらってほしくて、認めてほしくて、褒めてほしいのは、そのおからだ様を持っているご自身なんですヾ(*´∀`*)ノ




鍼灸治療を通して、本来のご自身のおからだを取り戻していただけるような体験をプレゼンしていけたらうれしいです!








「あ、ゆるんだ~!」に効くツボとは?


~本来のおからだを取りもどすために~





おからだ様(心とからだの総称として香庵では使っています)はいつも、いろんな形で、今どんな体調か、どんな気分か、どこがツラいか...などをアピールしています。



香庵の鍼灸治療では、おからだ様がアピールしていることを「メッセージ」として受け取り、診断・治療へと活かしています。



そして、そのおからだ様の持ち主であり、施術を受けられるご本人様へもおからだ様からのメッセージをお伝えしています。



鍼灸治療では、おからだ様からのメッセージをしっかりと受け止めて、



おからだ様のメッセージ、こういうことですよね?(`・ω・´)




…と、鍼やお灸を使いながら「会話」をしていきます。




そのとき大事にしているのが、皮ふ表面に設定されたツボと呼ばれるポイントです。







本来、変化するチカラをからだは持っている






香庵での鍼灸治療では、ツボはおからだ様と会話ができる窓口のようなものだと考えています。




ここがゆるんでほしいです~っ!お願いしますっ!!!(`・ω・´)




...と、おからだ様に働きかける(意思が伝わる)ツボは、実はかなり厳密に決まっています。




その窓口(ツボ)から申し込む(鍼をする)ことで、おからだ様からお返事(からだの変化)をいただけるのです。




適切な申込書(鍼の刺激)を提出すると、おからだ様はちゃんと応えてゆるんでくれます(*´▽`*)




ただ、首や肩に強いコリや痛みがあったとしても、窓口(ツボ)の位置は思いもよらないようなところに設置されていることが多いんです。とくに手首や足首などにはその窓口(ツボ)が多く設置されてます。




初めて鍼灸治療を受けられる方にとっては、なんだか全く関係ないところに鍼をされている感じで不思議に思われるかもしれないですね(;・∀・)




でも、そのたびにご自身のおからだがゆるんでいく体験を通して、



全身はつながっているんだ~!ヾ(*´∀`*)ノ



・・・って感じていただけるのかな、と思います。





また、鍼の刺激自体は1mm以下(0.5mm以内の場合もあります)というごく浅い刺激です。




それでも、その刺激を受け取ったおからだ様は、変化できる能力をもっているのです。




ご自身の内側に秘められた「変化するチカラ」が引き出されることで、からだの芯からゆるんでいく感覚を味わっていただけたらうれしいです!




そして、より軽やかで柔らかな本来のおからだのコンディションを取り戻していただきたいと思います。







 

五反田の鍼灸院 香庵(かのん)について

当院の院長、加藤は国家資格を取得しております ・鍼師(2000年~) ・灸師(2000年~) ・あん摩マッサージ指圧師(2000年~) また、第43回日本伝統鍼灸学会学術大会、世界鍼灸学会連合会学術大会WFASなどにて発表経験もあり、研究成果の発表も行っております。

場所:東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号

五反田駅をご利用の方

JR山手線・都営浅草線 五反田駅西口改札 徒歩5~7分(約500m)



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