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【東京発!】噛みしめと歯ぎしりの鍼灸治療30代女性(五反田 鍼灸院)

  • 執筆者の写真: 加藤さやか
    加藤さやか
  • 2020年9月9日
  • 読了時間: 5分

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症状



30代女性のT様。

接客業をされており、幼稚園に通う2人の女の子のお母さんでもあります。




定期的な歯科検診で噛みしめを指摘され、夜の睡眠時にマウスピースを装着し始めて約2ヶ月。




最近、担当の歯科医師が代わり、マウスピースをチェックしてもらったところ、以前は睡眠中の噛みしめだけを指摘されていたのに、今回の検診では歯ぎしりもしていることを指摘されたとのこと。



歯科医師から「夜中、寝ている間に噛みしめないように」と注意を受けたそうです。さらに舌先を上顎に付けて呼吸することで「噛みしめない状態を作るように」と指導を受けたとのこと。



しかし、その日の夜、


・噛みしめの上に歯ぎしりまで指摘され、症状が一段悪くなった印象を受けた


・指導された内容を実行しなきゃ症状が悪くなるのではないかという不安感


・寝ている間噛みしめないようにする自信がないこと


・舌先を上顎につける(その状態をキープする)のが上手く出来ず緊張してしまったこと





これらのことが重なり心身共に緊張してしまい、その結果、「仕事と子育てで疲れ切っているにもかかわらず、ほとんど寝られなかった 」そうです。






翌日、香庵のホームページのご予約状況を確認すると、希望の時間が予約受付中だったとのことですぐお電話をされたとのこと。




今回ご予約を頂いたのは平日だったのですが、この週末に、すでにご予約をいただいていました。

そこで、ご予約日時の変更か確認したのですが、施術の追加予約ということでした。




このお話をお伺いして、よほどマウスピースの使用結果の診断によってT様の心身に強いストレスを受けられたのではないかと推察しました。




そこでまずは、噛みしめと歯ぎしりのメカニズムをご紹介して気持ちを落ち着けて安心していただくところから治療スタートしました。






噛みしめと歯ぎしりのメカニズム1.

~側頭筋(そくとうきん)の特徴を知る!~





噛むためにつかわれる筋肉はいくつかあるのですが、その中の側頭筋(そくとうきん)は、頭蓋骨の側頭部から下顎をつないでいる筋肉です。

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噛みしめていない時の左右の側頭筋は、お顔のパーツである「下顎」をまるでブランコのようにぶら下げているような状態というのが近いかもしれません。





側頭筋の働きは、



1. 下顎を上に引きつける(噛むときに必要な動き)




2. 左右の筋肉に強弱の差があると下顎を右(または左)に引き寄せる(口の中に入れた固形物をすり潰して咀嚼し、飲み込みやすくするために必要な動き)



という特徴があります。




噛みしめと歯ぎしりでは、この側頭筋の働きのうち、

1. が、過剰に働くと噛みしめ(食いしばり)の原因となり、

2. が、過剰に働くと歯ぎしりの原因になると考えられます。





噛みしめと歯ぎしり、どちらも側頭筋のコリが強くなり、ゆるまなくなった状態で起きる症状ということが見えてきます。

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噛みしめと歯ぎしりのメカニズム2.

~側頭筋のコリによって現れる症状とは?~





噛みしめと歯ぎしりは、本来、人間にとって生きていくために必要な食べるための動きが、それ以外のシーンでも過剰に筋肉が働いて締め付けたり引っ張ったりすること(コリが強いこと)で起きるということなのですね。




とくに側頭筋がゆるみきれないことで起きる症状として睡眠中に中途半端な筋肉のこわばりとゆるみが同時に出ることがあります。




・睡眠中、筋肉が一瞬でもゆるむと、片側に引き寄せられた下顎が顔の中心線に戻ろうとする



・側頭筋が無意識の状態で少しゆるみ、またこわばる動きを繰り返す(脱力しきれない)





この時、右(または左)側へ引き寄せられた下顎が顔の中心線に戻ろうとする水平運動を起こします。

この水平運動が下顎を上へと引きつける(噛みしめる)動きと合わさると歯ぎしりを起こしてしまうということなのです。




噛みしめと歯ぎしりの動きは、どちらも左右の側頭筋の筋肉のコリがとても影響している可能性があるのです。






噛みしめと歯ぎしりの鍼灸治療





T様にとって、噛みしめと歯ぎしり、2つの症状が出ていると聞かされたときは相当なショックだったと思います。しかし、鍼灸治療で押さえるべき治療ポイントは1つであり、ブレない鍼灸治療を行えることをお伝えしました。




さらに、日常生活で「噛む」動き、「食事をする」時の動きは、解剖学上の「咀嚼筋(そしゃくきん)グループ」だけではないことも改めてお伝えしました。




このことから、側頭筋(咀嚼筋グループの1つ)だけではなく、生きている私たちが「噛む」「食べる」などの動作で使う筋肉群全体へとアプローチする鍼灸治療を行っていくことを再度、確認し合いました。




もちろん、同時におからだ全体もゆるめていくことで、心身ともにリラックスしていただき、回復力を高めていただくサポートも行いました。




施術前に選んで確認したチェックポイントの変化をT様とご一緒に確認しながら施術をすすめ、噛みしめと歯ぎしりについてのご説明と治療結果もしっかりとつながって今回の施術を終えることができました。






噛みしめと歯ぎしりの鍼灸治療をさらに効果的に!





接客業でかなり気を使われることが多く、とくにベテランのT様は、最近は責任のある業務が重なり悩むことも多いとのことでした。子育ても忙しく、仕事との両立に毎日奮闘されていらっしゃるので、とにかく夜はぐっすり休んで体力を回復していただき、元気パワーをキープすることを第一に治療プログラムを組み立てています。




そのためにも、安心してリラックスしていただきながら噛みしめと歯ぎしりの鍼灸治療を受けていただくことは、治療効果を高めるのと同時に、T様にとって毎日を活き活きと過ごせるおからだづくりへとつながるのではないかと感じています。




また数日後にご予約を頂いているので、今回の噛みしめと歯ぎしりの鍼灸治療の結果を活かしたサポートができることを楽しみにしています。T様のご来院をお待ちしています!





いつもご利用ありがとうございます。




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