【本日の目次】
腕の痛みに悩む弟さんをご紹介いただきました
定期的に来院されている方から、弟を紹介するので診てほしいとのご依頼がありました。
ご家族や親しい友人の方に元気でいてほしい、健やかに毎日を過ごしてほしいと願う気持ち、すてきですね!
香庵のサポートが、少しでもお役に立てればうれしいとの思いで、来院されるのを私も心待ちにしていました。
症状について
7年前に頚椎症と診断されてから首や肩、腕の痛みにお悩みの60代男性S様。
普段、腕のしびれと痛みが続き、とくに右肩甲骨内側まで痛みを感じる。
ブロック注射を定期的に受け、服薬(痛み止めとしてカロナールを処方されているとのこと)で痛みを緩和する処置を受けているが、それなしでは痛みがぶり返してくる状態。
香庵へ来院される前日、ゴルフに行った。
スイングをしたときに左の腕(肩先より少し下)に激痛があった。
筋肉痛のようなものかと思ったが痛みがかなり強かったので、一緒にゴルフしていた兄にそのことを伝えると「いいところを紹介してやる」といって香庵へ電話してくれた、とのこと。
処方されている痛み止めの薬を今朝飲んできた。
そのためか、香庵に来た時点で激痛はそれほど感じない。
ただ、腕を上げられるが、途中で痛みがある。
「鍼刺して治る…とか、意味不明…でも兄から紹介されたから来てみた…」とS様。鍼灸治療は受けたことがないとのことで、少し緊張されたご様子でした。
香庵の診断・分析
7年前に頚椎症と診断されたときは右の腕にしびれ感と痛みがあった。
それ以来、ブロック注射と痛み止めの薬を服薬しているとのこと。
今回は左の腕に痛みを感じていたから頚椎症とは関係ないと思う、とご自身では思っていらっしゃるとのことでした。
実際に座った状態で腕を動かすテストを行ったところ、ある特定の角度で左腕(肩先より下)に痛みを感じるとのことでした。
また、座っているときの姿勢では首と肩の後ろ側が詰まったようになり、神経を圧迫している座り姿勢となっていました。
仰向けの状態で首の後ろの筋肉をチェックすると、かなりコリが強くひきつれているような筋肉の硬さがありました。
頚椎症による影響も視野に入れて施術をすすめることにしました。
施術内容と経過
鍼の刺激で変化していくお身体(ビフォーアフター)をご一緒に確認しながら進めて行きました。
首の後ろの筋肉のコリは、頸椎(けいつい:首の骨)から腕へ向かう神経を圧迫する可能性があります。
神経が圧迫されたときの症状として、圧迫された神経の場所よりも末端にしびれや痛みが現れるという特徴があります。
その診断も行いながら施術を行いました。
施術後は症状が消えていてビックリされていました。
・本来のご自身のお身体を取り戻していただけたこと
・鍼灸治療に興味を持っていただけたこと
・また来たいと言っていただけたこと
…などなど、うれしくて(*´▽`*)
私自身、小学4年生の時の担任に頚椎をズラされ、その後、頚椎症になったという経験があって。
施術中、そんなお話も交えながら、頚椎症のツラさを共有できたことも安心して鍼灸治療を受けていただけるキッカケになったみたいです。
治療の振り返り・院長より
S様、鍼灸治療デビューおめでとうございます!
頚椎症仲間として(笑)、お互いに症状があまり強く出てこないようにしたいですね(*´▽`*)
~追記~
2週間後、S様から再診のご予約をいただきました。
1回目の診療から痛みは現れてはいないとのことでした!
首や肩のコリがひどくならないうちに、と来院されたとのこと。
鍼灸治療が初めてだったS様ですが、「ひどくなる前に予防を兼ねてメンテナンスをする」というご自身のおからだの適切なメンテナンス術をマスターされていらっしゃるのは素晴らしい!のひと言でした(*´▽`*)
頚椎症だと診断されたとしても、首や肩周りの筋肉のコリをつくらないなどのケアで腕の痛みやしびれを抑えられるケースは多いものです。
これからもサポートできたらうれしいです。
五反田の鍼灸院 香庵(かのん)について
当院の院長、加藤は国家資格を取得しております ・鍼師(2000年~) ・灸師(2000年~) ・あん摩マッサージ指圧師(2000年~) また、第43回日本伝統鍼灸学会学術大会、世界鍼灸学会連合会学術大会WFASなどにて発表経験もあり、研究成果の発表も行っております。
場所:東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号
五反田駅をご利用の方
JR山手線・都営浅草線 五反田駅西口改札 徒歩5~7分(約500m)