【本日の目次】
ストレスが溜まる...というご相談
最近、ストレスで身体に不調が現れている方からのご相談が増えています。
家庭や職場、学校で受けるストレスで不眠や食欲減退、リラックスできない、だるい、やる気が出ないなど様々な症状が現れてお問い合わせをいただきます。
また、ストレスからついつい食べ過ぎてしまって、胃腸のトラブルを起こしたり体重が増えてしまったりすることにお悩みの方も多いです。
ストレスを感じると、脳からストレス・ホルモンが分泌されて、脳そのものや身体へさまざまな影響があるそうです。
あまりにもストレスフルな環境に長時間されされてしまうと、記憶力や判断力が低下したり、自分の居場所が分からなくなるなどの症状も現れるそうです。
そこまでの症状が現れるほどじゃなくても、ストレスフルな状況はなるべく軽くしたい、避けたいと思うものですよね。
最新の脳の研究では、クロスワード・パズルや記憶力のトレーニング、脳トレ・メソッドをこなすよりも効果的に脳のさまざまな働きが改善される方法があることが分かっているそうです。
このような症状を抱えられた方のお身体を診断していくと、特徴的なコリや痛みとなった反応が現れていることがあります。このコリや痛みを取ることで症状が緩和されていくことも多いです。
今回は、ストレスによるおからだの不調を感じる方へ向けてストレスと食欲をコントロールできるヒントになるようなお話をご紹介しますね。
この記事が、ストレスが溜まってツラい・・・(;´・ω・)とお悩みの方にとって、少しでもラクに毎日を過ごせるようなご提案としてご活用いただけたらうれしいです!
人によってストレスになるものは違う
ストレスとは、外部からの刺激によって体の内部に生じる反応のことをいいます。
ストレスには、天候や騒音などの物理的・化学的なもの、病気や睡眠不足などの生理的なもの、不安や緊張、恐怖など心理的なもの、人間関係など社会的なものなど広範囲の要因があります。
人によって何がストレスになるかは個人差があります。また、同じストレスを感じたとしても、人によって対処方法が違います。
たとえばかなりプレッシャーがかかった状態になったとしても、良い刺激になるケースもあれば悪い刺激になるケースもあるということです。
プレッシャーをバネにしてモチベーションがアップして頑張れるタイプはそのストレスが「良い刺激」となりますが、そのプレシャーを重荷に感じて体調を崩してしまったり傷ついてしまうというタイプではそのストレスが「悪い刺激」となって反応します。
また、人によっては自分が何にストレスを感じるかがわからない、ストレスだと思ってなかったものが体調不良の原因だったというケースもあるようです。
自分が何にストレスを感じているかを簡単にチェックできるサイトをご紹介しますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!→5分でできる職場のストレスセルフチェック
ストレスを感じる理由ランキング
ここで日ごろ、何にストレスを感じているか博報堂の生活総合研究所の調査による2022年の最新のデータをご紹介しますね。
このデータから、人間関係にストレスを感じている人が多く、また、将来への不安で大きなストレスを感じている方も多いことが分かります。
脳はストレスを感じるとそのストレスに対処するために【コルチゾール】というストレス・ホルモンを血液中に分泌します。
コルチゾールは脳と身体に「戦闘態勢」に入るように作用するホルモンです。このホルモンの影響で心拍数が上がって全身が(戦うために)周りの環境の変化に敏感になり、緊張状態が続くようになります。
現代人に多い人間関係や将来への不安に対するストレスは、昨日も今日も明日も...長期にわたってストレスを感じるような内容ではないかと思います。
脳は、このようなストレス反応が起こることで、さらにストレスを感じてコルチゾール(ストレス・ホルモン)を出してしまうメカニズムがあり、そうなるとストレス反応のエンドレス状態になってしまいます。
ストレスが長期的に続くと脳では冷静な判断や適切な行動がとれなくなりパニック状態を起こしやすくなります。
ここまで読まれた方の中には、自分にはストレスがあるからダメだ~!(;>_<)とガッカリしかけた方もいらっしゃるかもしれないですが大丈夫です!
ちゃんとストレスをコントロールできる方法までご提案してまいりますので、このまま安心して読んでみてくださいね。(*´▽`*)
ストレスを抑えるために大事なこと
現代人に多い人間関係や将来への不安に対するストレスが長期的に続くと脳では冷静な判断や適切な行動がとれなくなりパニック状態を起こしやすくなります。
・・・とはいっても、ストレスを感じるたびにパニック状態になっていたら、社会生活を送れなくなってしまいますよね。
そのため脳内にはストレス反応を緩和して興奮やパニック状態を防ぐブレーキのような機能がいくつか備わっています。
その一つが記憶の中枢といわれる海馬という部分です。海馬は記憶の中枢として有名な部分ですが、実はストレス反応を抑える働きもしています。
でも、ストレス状態が長期間続いてコルチゾールがあまりにも多くなりすぎると、海馬は萎縮してしまいストレスを抑えきれなくなってしまうそうです。
重いストレスを抱えた状態が続くと、言葉が出てこなくなったり、場所が分からなくなったり、自分の居場所や方向が分からなくなるというような症状が現れることもあるようです。
実際、重いストレスや不安を抱えている人の脳を調べると、海馬が平均よりも小さいことが分かるそうです。
だからこそ、コルチゾールの分泌量を減らして海馬のはたらきをしっかり守ることが、ストレス反応を抑えるためにも大事なことではないかと思います。
そして、その方法は、案外、身近で簡単な方法で、しかも無料で!手に入れることができますヾ(*´∀`*)
これからその方法をご紹介しますね!
ストレス・ホルモンをコントロールする方法
脳がストレスを感じると分泌されるストレス・ホルモン【コルチゾール】ですが、実はある方法を利用すると分泌量が減る、ということが分かっているそうです。
それが運動です。
ある程度負荷がかかるような運動は、肉体にとってある種のストレスになるため、実は運動している最中はコルチゾールの分泌量が増えるのですが・・・・・・
運動が終わると肉体へストレスがなくなるからコルチゾールの分泌量は減るそうです。
さらに運動を習慣づけると、運動中のコルチゾールの分泌量は増えにくくなり、その反面、運動が終わると、コルチゾールの分泌量はさらに減っていくようになります。
現代人は人間関係にストレスを感じている人が多く、また、将来への不安で大きなストレスを感じている方も多いことが分かっています。
ストレスを感じている人にとって定期的に運動を続けていくメリットは、コルチゾールをある程度コントロールすることができるということです。
しかも、定期的に運動を続けていくことで、運動以外のことが原因でストレスを感じているときでも、コルチゾールの分泌量は少ししか上がらなくなっていくそうです!(*´▽`*)
ということは、ストレスに対して身体を整える効果が運動にはあるということなのです♪
運動は単に「身体を動かして気分がいい」というだけではなく、脳の中でストレスへの抵抗力も高められるのですね!
ストレス・ホルモンは食欲が増して脂肪をためやすい
ストレスを感じた時、味の濃いもの、脂っこいもの、甘いものなどをやたらと食べたくなったり、やけ食いしたりしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これもストレス・ホルモン【コルチゾール】のはたらきが関係しているようです。
コルチゾールの血中濃度が増えると、お腹に脂肪が溜まり、食欲が増えて、高カロリーのものが食べたくなるそうです。
さらにコルチゾールには、ストレス反応を引き起こすだけではなく脂肪燃焼を妨げる作用があることも分かっています。
食べてしまうのは意志が弱いから!食いしん坊だから!・・・じゃなくて、ストレス・ホルモン【コルチゾール】のせいだったんですね~!!!(●^o^●)
運動量が増えるとコルチゾールの血中濃度が下がって食欲も収まり、脂肪燃焼して、カロリーの燃焼量が増えていくという良い循環ができます。
結果的にうれしい変化が体重とウエスト・サイズに如実に表れる♪というわけですねヾ(*´∀`*)ノ
ストレスを減らすための運動とは
今回はストレスと食欲が運動によってコントロールできるというお話をご紹介しました。
運動といっても、あまりにもキッツイ運動は続けるのがしんどくなってしますよね( ̄▽ ̄;)
だからこそ、楽しく続けられるような強度からトライしてみると良いかと思います。
日常のストレスからくる身体の反応ではなく、運動でドキドキしたり筋肉にチカラが入ったりしているんだから大丈夫!と脳に学習させていきましょう♪
プラスの効果を引き出すための運動の程度は、ウォーキングやランニング、スイミングなどの有酸素運動を20分程度、できる人は30~45分ほど行うことが推奨されています。
ストレス反応を効果的に減らしたいな、と思うときは、少なくとも週に2~3回は心拍数が上がるような運動をした方がよいようです。
もしも健康上の理由などで心拍数を増やす運動ができない、という方は、散歩に出かけるだけでも良い効果は引き出せるそうです。
身体の具体的な変化がそれほど大きくなかったとしても、気分転換や外の風景を見たり感じたりすることでストレス発散につながる要素があるからです。
運動の効果をもう一段アップしたい方へ
運動の効果をもう一段アップしたい方は、お身体のコンディションにフォーカスしてみることをオススメします。
首や肩、背中や腰の筋肉が硬くコリがある状態でいきなり動き出すと、筋肉やスジを傷めたりすることもあるので注意が必要です☆
とくにパソコン作業やスマホを見続ける時間が長かったり、最近では運動しない生活をおくっているなぁ~という方は、背中や腰などの体の中でもわりと大きな筋肉が広範囲で硬くコリが強くなっていることがよくあります。
身体が前後、左右、斜め(ねじる動き)などいろんな方向に動くことができなくなり筋肉が縮こまってコリで固まってしまい、とっさの動きに対応できない状態です。
その状態でいきなり身体を動かそうとすると、筋肉や筋が引きつれて痛みを起こしてしまうことがあります。
ストレッチやウォームアップなど入念に行ってケガのないようにスポーツを楽しんでいただきたいです♪
外出しても過ごしやすくなるこれからの季節♪ご自身の身体をのびのびと動かして、ストレス解消のチャンス♪をたくさんお身体に取り入れてあげてくださいね!
香庵では、ストレスで緊張して硬くなったコリや痛みをゆるめて、リラックスをメインとした本来のお身体を取り戻すメンテナンスから動きやすい柔らかで軽やかなお身体を取り戻すメンテナンスまで、ご本人のお身体のコンディションに合わせて治療プログラムをご用意しています。
ストレスを感じているときのおからだって、どちらかというと日々、気持ちや体調に波があるようなコンディションになりがちですよね。
だからこそ、そのコンディションに合わせて本来のご自身の心地良いコンディションに整えていくことが大事だと考えています。
皆さまのステキな秋シーズンのサポートができましたらうれしいです!(*´▽`*)
五反田の鍼灸院 香庵(かのん)について
当院の院長、加藤は国家資格を取得しております ・鍼師(2000年~) ・灸師(2000年~) ・あん摩マッサージ指圧師(2000年~) また、第43回日本伝統鍼灸学会学術大会、世界鍼灸学会連合会学術大会WFASなどにて発表経験もあり、研究成果の発表も行っております。
場所:東京都品川区大崎5-4-7ハイツ五反田203号
五反田駅をご利用の方
JR山手線・都営浅草線 五反田駅西口改札 徒歩5~7分(約500m)
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